坐禅とは

坐禅とは禅宗の中でも最も基本的かつ重要な修行です。
姿勢を正して座り、精神を統一して自分自身の心と対話します。
元々は仏教の開祖である釈迦の修行方法とされますが、禅宗では頭を空にして「今」「ここ」「自分」に集中できるよう他の不要な思考を省くことを重視します。
坐禅は元来禅定(禅那)という悟りの境地に至るための修行ですが、その過程で心が穏やかになるという副産物があります。

現代ではマインドフルネスなどの考え方や生き方と結びつき、より効果的な瞑想の方法としても注目されその効果はセロトニンという脳内物質の増加など科学的にも実証されています。
座禅と坐禅という2つの表記を見かけますが、座という文字は場所を指し、坐という文字は座る行為を指すと言われています。
禅宗では座る行為が重要であるため、修行としての坐禅は坐の文字を使うのが正しいと言われていますが、坐が常用漢字ではないために坐禅と表記することもあります。

点心庵では、一部屋を坐禅空間として解放し、お食事に来られるお客様が自由に坐禅を体感できる「場」の提供をしております。
「ただ坐る」鎌倉に受け継がれる禅を体感してみてください。

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